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2017年10月23日月曜日

「人殺しの息子と呼ばれて」感想文

フジテレビ「ザ・ノンフィクション」

人殺しの息子と呼ばれて
北九州連続監禁殺人事件
犯人の息子に密着

を観た感想となりますので
お暇な方はどうぞ。
長く語るので
結構うざいカモです(*^_^*)注意!




〈母親・緒方純子受刑者について〉

ずるいなって思いました。
今までは、”可哀想な人” という印象。
もちろん今でも、松永死刑囚の
道具にされていたことについては
可哀想です。でも、自分の息子に対しての
虐待の言い訳として、
”マインドコントロールされていた”
は、どうなんでしょうか。

彼の言うように、そんなこと関係ないです。
関係あったとしても
それを息子に言うなんて
正直 腹が立ちます。

そして、彼女の手紙の内容。
私の心にも響くものが全くありませんでした。
私も実の母親とは
かなり微妙な関係が長く続いていたのですが
正にこの息子と同じ心境になったことが
何度もあります。

母親の心理として、
”母親らしくしたい欲求”
そして、子供を不幸にしてしまった場合
”償うというテイで自分を慰めたい”
というのがあると思うんです。
この感情は、”子供のため”
ではなく、”自分のため” です。
それを子供は、なんとなく感じ取るから
違和感を感じるのでは、
と私は思っています。
息子さん、違ってたらごめんなさい。

〈父・松永太死刑囚について〉

「顔はにこやかに笑ってるんですけど
目が笑ってないんです。全然当時のまんま。」
この表現は、実にうまく
松永死刑囚の様子を表している!!!
と、思いました。
この簡潔な言い回しから、
太さんの異常さが
ありありと伝わってきます。

そして、
「署名を集めてくれ」
「父さんは悪くない」
さすが!としか言い様がありません。
全くブレない。何年経っても
彼のなかで、彼は無罪であります。

「それでも、お父さんは最後まで闘う!」
は、名言です。

虐待については一切認めず謝らず、
わざわざ面会に来てくれた息子を
追い返す父は、私が震えあがった
あの本の中にいた松永太さんそのものです。
※あの本
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

「テレビは人を食い物にする!」
は、ちょっと笑いましたw
逮捕後、自分に関する報道を
知っていたのでしょうか。

事件の内容については
凄惨としか言えないです
感想は、ここでは控えさせていただきます。

〈息子について〉

今回、首から下出し、音声そのままで
勇気ある出演を果たした息子さん。
貴重なお話を提供していただき
本当にありがとうございました!

察するに余りある壮絶な人生。
弟とも通電拷問をやり合った話は
とても辛くなりました。

小学校に通い出したときに
上手く笑えなかったというのも衝撃でした。

「”笑う”という感情表現がない」
人生を送ってきた人がいる、
というのを、私は想像したことが
ありませんでした。
常に監視され、行動が制限される生活。
その恐怖と苦しみは、当然、
体験した人にしか分からないけれど……
想像してみて、ほんの少しだけ
気持ちを共有できたと思います。

彼の8歳までの恐怖体験が
24歳になった今でも、
どれだけ根深く心の奥に
焼きついているのかが分かったのが
この言葉

「光も苦手ですね。
明るい所に自分がいると、
隠れるすべがないじゃないですか」

一番 “ズンッ” ってきました。
もう誰からも隠れる必要なんてないのに
まだ隠れようとしてるんですよ!
恐いお父さんは、
もういないのに……(´;ω;`)

幼なじみの女性と結婚した息子。
子供を作る計画はないのかと聞かれ、
「ないですね。
漠然とした不安しかないんで子供に対して。
愛情のかけ方が分からない。
俺がしたような思いを子供にして欲しくない」
そうなってしまうのは当然です。
彼は自分のことがよく分かっている。
子供を虐待する親は多いですが、
そういう親は、
自分も虐待されていたケースが多い。
自分が家庭に恵まれなかったから
暖かい家庭を作りたいと望むのは
間違っていないけれど
人は基本的に、
経験したことしかできないと思います。
愛情をもらえなかった子供は、
愛情の与え方を学習しなければ
身に付けることができない。
学習のないまま親になると、
自分がされたのと
同じことを子供にしてしまう。
育児にものすごい不安があったり、
自信がない場合は、
安易に子供を作るべきではありません。

でも反面教師で、
愛情深く子供を育てる事が
できる人も沢山いると思うんです。
彼の苦しみが、いつか癒されて
子供が欲しい!って思う日が
来るかもしれませんね。

ネット上で息子について
色々書かれていたようで
さぞかしイヤな思いをされていたでしょう
私はネットで
情報を発信している身分なので
色々お叱りの言葉を頂いたりしています。
私が直接、被告人や関係者を
ディスったりしていなくても
(直接的にディスったり
ちゃかすことも多々ありますゴメンナサイ)、
公判の内容などを公開することで、
その事件が盛り上がってしまい、
訳の分からない方向に
発展してしまうことってあるんです。

関係者としては、早く世の中から
忘れ去られて欲しいと
願うところだと思うので
私のように、
記事をいつまでも公開し続けている者は
憎むべき存在でしょう。

根も葉もないウワサ話や
誹謗中傷に加担していると言われても
仕方がないと思っています。

しかし、
「真実を正しく伝える」ことと
「不確かな情報を広めて名誉を傷つける」
ことは、全く別物です。

「息子は今どうせ
ろくな生活してないんだろう」など、
ほんの軽い気持ちでネット上に
書き込んだのだと思いますが、
なぜ犯罪者の子供だから、
そうでない者の子供と違う生活を
送っていると言えるのか。

ネットで色々ウワサ話を
書き込んでいる暇な人は
なにかもっと楽しいことを
見つけましょうよ!
書かれたことがない人は
絶対に分からないでしょうけど
実際に書かれると、
些細なことでも
そうとう傷つきます(´;ω;`)

「今の自分を知ってもらった上で、
何か言われるんであれば
仕方ないなと思ったんです」
と、出演の理由を述べた息子。
本当にすごい勇気だと思います!
今後、変なことを書き込む人が
いなくなるといいですね。

※私が “変なことを書いている人” に
含まれないといいのですが (-_-;)

他の国のことは全く分かりませんが
日本は加害者家族に、
非常に冷たい国だと思います。
息子は学校で親のことを言われ、
自分を守るために暴力的になりました。
そのとき、教師やその他まわりの大人が
どうにかできなかったのかなって
考えさせられました。

私は数々の裁判を傍聴して、加害者家族が
どれだけ大変な目に遭っているのかが
分かってきました。
“犯人もその家族も一体で、みんなが悪い“ 
という考え方は
おかしくないですか? 親が犯罪者なら、
その子供は犯罪者予備軍なのでしょうか。
もちろん、そんなことはありません。

この番組を通じて、加害者家族を
もっと受け入れる社会を作っていく
必要があると、強く強く感じました。
そして、私のブログのあり方についても
考えることができました。

とってもいい番組でした。


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