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2016年8月12日金曜日

前橋連続殺傷事件・第6回公判〈論告・弁論〉

2016年7月11日 13:10
前橋地裁 4号法廷
刑事第1部
裁判長 鈴木秀行
裁判官 齊藤学,伊藤愉理子

住居侵入、強盗殺人未遂、
強盗殺人、窃盗

この日Jazzyは東京高裁にいました。
前橋地裁で傍聴された方から頂いた
貴重な情報を公開いたします!



【論告・求刑】検察

被告人は、包丁やバールを用意し
「家の人に見つかった場合は
殺害を考えていた」と供述。

日吉町事件では、
小島さんに対しバールで殴打し、
包丁で頭や首を多数回刺して殺害した。

川浦さんの妻、二美江さんに対しては
被告人が襖を開けて襲いかかり、
胸ぐらを掴んで包丁で突き刺した。

いずれも強固な殺意があり
「全く関係ない高齢者を
金欲しさに殺害した通り魔的無差別犯行」
パーソナリティー障害の特性とは関係ない。

被告人は積極的に犯行を計画、準備、実行し、
2名の尊い命を奪い、1名に重傷を負わせた。
命をもって、
罪を償わせることがやむを得ない。

被告人を死刑に処するのを相当と
思慮します。

【論 告】被害者参加人

障害があったからといって
仕方がないとは言えない。
死刑以外に選択する事情はない。


【最終弁論】

被告人は犯行前、水と砂糖だけの生活で
飢餓状態となり、思考力が減退していた。
犯行時に持参した物の中には毛抜きもあり、
全てに合理的理由があったとは限らない。
犯行直前まで殺意はなかった。
川浦二美江さんを刺傷したのは
逃げ出せる状況を作るためだったことから
殺人ではなく「事後強盗傷害罪」が
適用される。


被告人には、
衝動を抑える力が乏しいなどの特徴のある
「パーソナリティー障害」や
広汎性発達障害」があり、
それらが犯行に影響している。
パニックに近い状態で攻撃した事で
過剰過ぎる結果を招いたことから、
犯行時の殺意は弱かったと言える。

死刑は人を殺すのと同じ事です。


【最終陳述】 

被告人最後に言いたい事はありますか?
との裁判長からの問いに、
それまで弁護人横の席に
うなだれるように座っていた
被告人はゆっくりと立ちあがり、
遺族が座る特別傍聴席に向い
頭を下げと「すみませんでした」と
絞り出すような声で謝罪した。

✿ 関連記事 ✿

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前橋連続殺傷事件・第1回公判②冒頭陳述(検察)
前橋連続殺傷事件・第1回公判③冒頭陳述(弁護人)
前橋連続殺傷事件・第1回公判④証拠開示
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