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2016年2月4日木曜日

【殺人】キム・コンウ 第3回公判 論告弁論

2016年2月3日 10:00
東京地裁 722号法廷
刑事第3部
斎藤啓昭裁判長

殺人

キム・コンウ 被告人

観光で日本に来ていた韓国人カップル。
口論の末、被告人は彼女の首を絞めて殺害。

この日で結審。論告・弁論です。

検察3(男)、被害者参加人1(母)、
被害者参加弁護人1(男)
裁判員6(全員女!)、補充裁判員2(男女)
弁護人2(男女)

【論告・検察】

本件は、仰向けのファンさんに被告人が
馬乗りになりファンさんの首を絞めて
殺害した事案。
控訴事実には争いがないので、
どれくらいの刑を科すのかが争点です。

態様が悪質。
両側甲状軟骨が完全に離断するほど骨折
していた。
ファンさんはお酒に酔っていて、
満足に抵抗できずに
告人に殺されたといえる。

ファンさんの尊い命が奪われた。
ご遺族の気持ちを考慮すべき。

「被告人も同じ目に遭うべきだと思う。
  被告人を最高刑に処して欲しい。」

「被告人にも絞首刑になって
  ミジョンと同じ苦しみを。」

「口にしてはいけないことですが、 
  殺してやりたい。極刑を望んでいます。」


本件は犯行動機が身勝手極まりない上に、
抵抗できない被害者に対して
あえて犯行に及んだもの。同種事案と比較して
最も重い部類に属する事案といえる。

【求刑・検察】

被告人を 懲役18年 に処するのを
相当と考えます。


【論告・被害者参加弁護人

被害者が殺害された当時の年齢は
27歳だった。まだまだ先が長い人生が
続いていく予定だった。しかし、
被害者の全ての未来が
被告人によって閉ざされた。

【求刑・被害者参加弁護人

被害者参加人や遺族は
極刑である死刑を求めている。
殺人罪の法定刑に死刑がある以上、
それを望むのは当然のこと。
今述べたことを考慮していただきたい。

10:35~10:50休廷

開廷前、被告人は弁護人にコソコソ話。
片言の日本語でした。

被告人「せんせー、わたしの罪をあげたいです。
    おおきい罪であげたいです。」
弁護人「あなたは、あそこで
      (証言台を指さす)
       話すチャンスあるから。」
被告人「そうしてもいいですか?
    ありがとうございます。」


【弁論】

量刑グラフに照らして、殺人事件の中で、
1人で罪を犯し、動機が男女関係、
凶器がない事案では懲役13年がピークで、
8年以下~14年以下にかたまっている。
一番重たくても17年です!
検察官の求刑18年は公平なものではない。

キムさんが、動機について
答えられなかったのは、
それだけ思いがけない、
突発的なことだったからで、
説明していないということではない。

先ほどのグラフの中には
「計画的な犯行」も含まれています。
それと比べたら特に悪質とはいえない。
今回の事件が
最も重い部類に位置するとは言えない。

キムさんは事件のあと、建物の8階の
手すりを越えた場所に立っていた。
自殺をしようとしている人がいるという
通報を受けて、警察が駆けつけました。
足を踏み外したら死ぬ危険性があります。
本当に反省していないのであれば、
ホテルにご遺体を隠して、
韓国に逃亡することだってできたはず。
キムさんは自分がしてしまったことを後悔し、
死ななければ償えないと思い、
自殺をしようと考えました。

刑は公平に決められなければなりません。

キムさんに相応しい刑は 
懲役11年 と考えます。

以上です。

約30分の弁論でした。


【最終陳述・被告人】
※通訳が韓国人なので
日本語がちょっと変です。
あまりにもおかしすぎるところは
私の言葉で書いています (^o^;)


私の主張は事実です。
しかし、話さなかったのは、

私は計画的でした。

これは全部計画的でした。

(被害者のお母様、
机に顔をうずめて泣き崩れる。)




私が話したことは全部事実です。
今、私の弁護士先生に
大変申し訳ない気持ちです。
残りは金曜日に話したいです。


今までの証言や弁論を覆す
「計画的犯行」発言で騒然とする法廷!

こんなん初めてですっっ 
( •̀ㅁ•́;)!

15分休廷!ということになり、
弁護人は通訳を介して、
どういうことが被告人に聞きます。
話が長くなりそうだったので、裁判長は、
一旦外に出て接見という形で
話したらどうですかと促し退廷させた。

✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿


再開時間の11:40になっても再開せず、
11:55に書記官が・・・

「午前中の審理はありません、
午後の再開時間は未定です。」

チ─────(´-ω-`)─────

13:30ころ、再開時間が発表された。


✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿

15:00再開っ!


裁判長は被告人を証言台の前に座らせ、
審理再開です。
まずは弁護人から、午前中の発言について
質問がありました。

検察官の求刑は従前通り、弁論も従前通り。
計画的だったと証言を変えたが、
求刑が重くなることはなかった。


【最終陳述・2回目】


赤色は、血ではなく、「アザ」です。


・・(かなり長い沈黙)・・・昨日…昨日…(沈黙)
お母様が死にたいと話したことを聞きました。
それは・・それは・・
家族の過ちではありません(涙を拭く)。
それは、私の過ちです。
ですから、自責の念にかられないで欲しいと思います。
(被害者母泣く)
本当に申し訳ありませんでした。

また、弁護士の先生にも、
本当に申し訳ありません。
(弁護人)2人は・・・
「韓国の家族に早く会わせてあげる」 と
言い続けていました。
「約束ではないけど、そうしてあげたい」 と
言ってくれました。

本当にありがとうございます(泣)。
(傍聴人 涙)


判決言い渡し

2月5日(金)11:00

東京地裁722号法廷

✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿・✿

凶悪事件の裁判を数多く見ている私ですが…
こんなにも辛くなったのは久々です (T_T)
どう表現したらいいのか分からないけど・・
ずっしりと重く、やり場のない思いでした。
裁判を傍聴して落ち込むことなんて
長い間なかった。

被告人が最終陳述(2回目)で語った
弁護人の優しさに泣けたね。。。

弁護人は久保有希子先生です。
第2回公判をたまたま覗いたら
久保先生だったので
是非とも弁論を聞きたーい!!!と思って、
この回を傍聴しました ٩(♡ε♡ )۶


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