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2015年9月15日火曜日

【傷害】看護師が薬物大量投与②

2015年7月9日 10:00
東京地裁 815号法廷
刑事第7部BCD係
平成26年刑(わ)第3242号
江見健一 裁判長
傷 害

証人尋問(検察側証人)

証人 看護師

HCU病棟勤務8年。 T病院は3年目
HCU(High Care Unit)は準集中治療室、集中管理病棟、
重症患者病棟で、高度で緊急を要する医療を行うための病室

証人はリーダー。
勤務3年以上の看護師がリーダーになる。T病院には8~10名。
資格はないが研修、講義を受ける。
役割は主に業務さい配、フォローアップ、手がいっぱいの人の
手助けなど。受け持ちを持たずに色んな患者と関わる。

351号室、352号室、380号室を担当。
リーダーは主に351か352号室にいて、380号室にも顔を出す。
1人の看護師が最大4名の患者を診る。
バイタルサインの測定、検査の介助などを行う。

暴れる患者は注意して見るようにしている。
離れるときは申し送りをする。

診療録は各ベッドにあり、受け持ち看護師がバイタルチェックなどを
書き込む。

平成26年4月9日、証人は日勤リーダーをしていた。
380号室に行ったときに他の看護師が集まって
処置しようとしていたのを見て高〇さん(被害者)の症状を知った。

どんな様子でしたか?
「複数のスタッフが血管のラインを取ろうとしていました。」

何人いましたか?
「4名です。」

どう思いましたか?
「状態の変化があったんだと思いました。
CVが入っていたんじゃないかと思いました。」

そこにいたスタッフに何か聞きましたか?
「高〇さんはCVが入っていたんじゃないの?と聞きました。」

どういう答えがありましたか?
「佐藤被告(仮名)は ” 抜けてしまったんです ” と報告してきました。」

それからどうしましたか?
「とても大変なことだと思って、すぐにCVの挿入部の確認をしました。」

どういう状態だった?
「針先だけが抜けていて出血はしていませんでした。
入っていたと思われる穴は確認できまいしたが、いつ抜けたのかと
疑問に思いました。出血していなくてよかったと思います。」

CVラインを取ったり抜いたりは医師しかできない?
「はい。」

患者が無理やり抜くことはあり得る?
「過て抜く可能性もありますが、大量に出血する可能性があります。」

抜いたあとは通常どのような処置をしますか?
「必ず圧迫止血をします。最低2~3分は圧迫します。」

弁護人
PTは患者、Dは初見、Aはやったこと?
「はいそうです。」

どこにラインを取っていた?
「鎖骨の下です。」

鎖骨下のCVライン
Central Venous Access Device


CVラインが抜けることはある?
「抜けた患者を見たことはありませんでした。」

鎖骨下は必ずしも大量に出血することではないと聞いたことは?
「ありません。」

鎖骨は止血しやすい場所?
「分かりません。」

検察
4月3日は日勤でしたか?
「ちょっと記憶が・・・違ったと思います。」

裁判長
CVラインが抜けていたのはかなりの異常?
「はい。」

具台的にどんな状態だった?
「針を抜いて止血処置をして、カテーテルを設置して
固定フィルムをつけていました。」

たまたま血が出なかった可能性もある?
「あると思います。」

抜く作業はどれくらいの時間がかかる?
「5分もかからない処置です。」

10:45 終了


証人 副看護部長

看護師歴27年。T病院は平成10年から勤務。今年で17年目。

検察
T病院はどのように看護師を採用する?
「まず採用試験を受けてもらってから合否を会議で決定します。
それから本人に通知して契約になります。」

なるべく本人の希望に沿った部署に配属する。
被告は新人看護師だった。

3日、6日、9日、3回低血糖症が起きた。

弁護人
被告が異常を発見後、すぐにドクターコールをしなかったのは
不自然な行動?
「はい、そうですね。」

4月3日に佐藤さんが血糖値を計ったのは不自然?
「私は不自然だと思っています。」

どうしてそう思う?
「4月9日の夕方に不自然だとおもいました。
患者の様子を見て血糖値を計るのは優先順位から低いです。
自分の考えでは5%のブドウ糖処置は普通しません。
”5%だったの?”と聞きました。

クリニカルラダーで1aは下。フレッシュマンの次ですね?
「はい。」

佐藤さんは後輩にも抜かれてる状態?
「そうですね。」
(被告メモメモ・・・)

※クリニカルラダー認証制度とは、看護実践能力が一
定の水準に達していることを審査し認証する制度。

今の認識でどれくらいのバイアルが紛失?
「4月9日の時点では、”ない”とだけ。」

バイアルは注射剤を入れる容器のことで
瓶にゴムでできた栓をするもの。


調査委員会では内部で紛失したものが事件に使われていると?
「疑わしいとう結果です。」
※その結果、警察に捜査を依頼することになった。


検察
4月9日、調査委員会が警察に相談しようとなった時は
結局犯人が誰か分からないということだった?
「はい、そうです。」

11:35閉廷

次回
8月 4日 証人2人
8月26日 被告人質問


【傷害】看護師が薬物大量投与①初公判
http://jazzytokyo106.blogspot.jp/2015/06/blog-post_19.html
【傷害】看護師が薬物大量投与②証人尋問
http://jazzytokyo106.blogspot.jp/2015/09/blog-post_15.html
【傷害】看護師が薬物大量投与③被告人質問
http://jazzytokyo106.blogspot.jp/2015/09/blog-post_50.html

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