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2015年6月6日土曜日

新宿リンチ殺害事件 判決!

2015年6月5
東京地裁815号法廷
平成26年刑(わ)第1303号等
刑事第7部ABD
杉山愼治 裁判長

傷害致死

関香織、高橋愛美、篠塚佳那、橋本知子こと勝又香

11時開廷だったので10:15から並んだよ。
もうすでに私の前に13人いました。
どんどん列が長くなっていき・・社会見学の中学生たちも並び・・
入れない人けっこういたみたです。
報道記者席が10席くらいあったかな。
今まで座れなかった中央最前列も今日は解放です☆

今日と初公判は撮影があった。
http://www.news24.jp/articles/2015/06/05/07276673.html




判決言い渡し

裁判長は被告人4人を証言台の前に立たせた。

主 文

関香 織  懲役 6年6
高橋愛美 懲役 6
篠塚佳那 懲役 6
勝又 香  懲役 9

関、高橋、篠塚は未決拘留期間210日を算入
勝又は200日を算入する。

※3人は求刑7年、勝又は9年。

「以下は座って聞いてください。」 と被告人らを座らせ、
裁判所が認定した事実を量刑の理由が読み上げられた。


【犯行に至る経緯】

勝又は平成26年5月19日の朝方、
一緒に飲酒をしていた被害者に親密な交際を申し出たところ、
勝又が評判の悪い男女と交際していると
関及び高橋から聞いたため、勝又の申し出を
受けられないとしたことに立腹し、
高橋に電話をして、そのような発言の有無を問いただした上、
勝又らがいた路上に臨場するように関と高橋に求めた。
2人は行きたくなかったが応じざるを得なかった。
篠塚も同行し呼ばれた場所に着くと、勝又は被害者を路上に
座らせて怒っていた。
関と高橋が前記のような発言をしたことがない旨述べると、
怒りを募らせ、被害者に謝罪をさせたが納得せず、
制裁を加え迷惑料を取るために
4名と被害者は知人らとビルの屋上に移動することになった。

【事実の認定】

被告人4名は知人らと共謀の上、平成26年5月19日 
午前10:10頃から同日午前11:45頃までの間、
東京都新宿区所在のビル屋上において、
被害者(当時31歳)に対し、
その顔面を足で蹴り、拳骨で殴る、
右大腿部にたばこの火を押し付けるなどの暴行を加えた。

さらに同日午後0:15頃から午後5時頃までの間、
同区内のマンション内において、
被害者に対し、その背部、腰部等を金属製の棒で殴り、
頭部等を拳骨で殴るとともに、
その両腕に熱したヘアアイロンの
加熱部を押し付け、背部等にたばこの火を
押し付ける等の暴行を加え、
同人に加療期間不明の傷害を負わせ、よって、
同月21日午前4:06頃、前記傷害に基づく
糖尿病性ケトアシドーシスによる
急性肺炎により死亡させた。

暴行と死因の因果関係について

ケトアシドーシスが暴行前から進行していた
可能性は否定できない。
また、直接死亡につながる傷害はない。
暴行がケトアシドーシスを発症させたとは認められないが、
暴行によってストレスホルモンの分泌が増え、
ケトン体が増加したと考えられる。
したがって、被告人らの暴行が被害者の
糖尿病性ケトアシドーシスを大きく悪化させる
要因となったと認められ、
暴行と死亡の間に因果関係を認めることができる。

【量刑の理由】

■ 全体について
本件は、被告人らが7時間に渡り、
ビルの屋上やマンションの一室という
逃げ場のない場所において、被害者を取り囲んで
断続的に暴行を加えたリンチ死亡事件である。
無抵抗であった被害者に対し、執拗に被害者をいたぶった。
本件は傷害致死の事案の中でも悪質な事案である。
しかし、被害者の直接的な死因は
糖尿病性ケトアシドーシスによる急性肺炎であり、
被害者の糖尿病がなければ
暴行により死亡することはなかった。
この点は、被告人らの責任を減ずる根拠と
なり得るというべきである。



■ 勝又被告人について

本件の理不尽なきっかけを作った張本人であり
状況全体を支配した首謀者いうことができる。
また、前科4犯を有し、前件で服役し出所し約5か月で
本件犯行に至った。本法廷においても、
他の男性が原因であるがごとく述べ、
真摯な反省というにはほど遠い。
よって、刑事責任は誠に重大であって、
主文の刑は免れない。

■ 関香織について

勝又に呼び出されたことから本件に関与することになり、
ビルの屋上では被害者の顔面を蹴り、マンションでは
パイプが折れるほどの強度で暴行を加え、
ヘアアイロンの加熱部で
被害者の両腕を挟んで重い火傷を負わせた。
アイロンは面白半分で行ったというものであり、
被害者を人として扱う意志は見られない。
よって、関の責任も相当に重く、勝又とは格差があるものの、
高橋や篠塚よりも重いものがあるといわざるを得ない。
100万円を弁償のために準備していることなど
有利な事情を考慮して、
主文の刑に処するのが相当であるとした。

■ 高橋愛美について

高橋は勝又に呼び出されて本件に関与した。
マンションでは、被害者の顔や唇の色が変わるほど
強度な暴行を加えた。
また、上半身裸で誓約書を書いている
被害者を撮影してインターネットに動画配信した。
ヘアアイロンは高橋が外出した後に行われているが、
強度な暴行も含まれており、刑事責任は重い。
しかし、勝又とは違う水準のものであり、
関よりもやや軽いと考えられる。
弁護人は、精神遅滞及びADHDの障害が
犯行に影響したと主張するが、
その場の状況や周囲の者の心情を的確に把握して
行動していたことが優に認められる。
反省していること、母らの援助を受けて
今後の更生が期待でることなど、有利な事情を考慮して
主文の刑に処するのが相当であるとする。

■ 篠塚佳那

篠塚は関及び高橋に追躡(ついじょう)して
本件に関与することとなり、被害者に飲料をかけ、
マンションでは物干しパイプ等で強打するなどした。
関がヘアアイロンを用いて暴行を加えたことを見て
ヘアアイロンを被害者に押し付けたり、髪の毛を切った。
篠塚の刑事責任は重く、勝又のそれとは異なるが、
相応の刑は免れない。
しかし、事件後、約1週間に一回の頻度で
被害者の遺族に謝罪文を送付して
本件を振り返り、反省の情を示している。
以上の被告人に有利に解すべき事情を考慮し、
主文の刑に処するのが相当である。



1125 閉廷


勝又と篠塚は後ろ姿しか見えなかったので表情は分からず。
関は終始うつむいて聞いていた。
高橋は表情変わらず、目を見開いて聞いていました。






勝又が首謀者で反省してないと判断されましたね。
1人だけ求刑通りの判決でした。
みんな控訴するかなぁ〜(・ัω・ั)

✿判決文が手に入ったので、
メモを元に書いた記事を修正しました。

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★新宿リンチ殺害事件★


第1回公判(証拠開示、司法解剖医)
第2回公判(永井医師、関被告人質問)
第3回公判(関、高橋、篠塚被告人質問)
第4回公判(高橋被告人質問)
第5回公判(勝又、関被告人質問)
第6回公判①遺族陳述





4 件のコメント:

  1. 読みごたえ満天でした!長文お疲れさまです

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    1. 読んでくれてありがとです(〃∇〃)♡

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  2. 個別の判決理由を読んでると客観的に反省してるかしてないかというのもけっこう影響するんですね。形式的な気もするけど、反省文を提出する行為も減刑に効果あるのかな。

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    1. 反省文どーなんですかね?とりあえず書くのが決まりって感じ。正直に話してないと思われる証言は心証悪いから量刑に響くと思いますっ(>_<)!

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