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2015年3月22日日曜日

【オウム】高橋克也 第32回公判①西田教授 社会心理学

2015319
東京地裁 104号法廷
高橋克也

弁護側
証人 西田 公昭 せんせー

立教大学心理学部教授
日本脱カルト協会 代表理事

オウム裁判では8回も出廷!

平田信、横山、井上、遠藤、広瀬、豊田、橋本、平田悟、高橋克也、
+すでに出所している元信者と面談。名前はひ・み・つ。

今まで民事を含め、20回程裁判で証言。
どのような環境の中で何を感じて判断して行動していったかという
加害者の心理を分析。
また、被害状況を説明するのが困難な被害者が、被害を受けた時に
どのような状況だったのかを心理学的立場からの見解を証言してきた。

オウムは「破壊的カルト」である。
人権侵害をする有害な団体で、金銭搾取、テロリスティック行動。
入信前は社会的有用者が多い。

■ 人が意思決定するメカニズム
 

ビリーフとは、知識、信念、信条などを指し、意思決定のための日用道具のようなもの。

理想 因果 目標 自己 権威 
この5つの道具が破壊的カルトでは使われ、
特異な教え、信念をあてはめたシステムに置き換えられていく。

カルト入信は部屋の模様替えのようなもの。徐々に道具を入れ替えると気づきにくい。
・・・ふむふむ( ・ั﹏・ั)

古い日用道具は、ほこりをかぶって休止状態になっている。
壊れているわけではないので、もう一度使い始めるれば徐々に戻る。

今の自分にない何か魅力的なものを提供してくれる。今まで自分が持っていたシステムだと適応できないと思って模様替えしようとする。これは文化適応と似ている。

置き換わったビリーフシステムが完成すると
人格が変わってしまう。
・・・ガーーーン( ;∀;)!!!!!!!

元のビリーフシステムに戻すのは非―――――に難しい!

■ カルト支配による自己封印システム

拘束された行動選択

    カリスマ的権威
  優しくも厳しくもあるリーダーに身をゆだねる(赤ちゃん返りのようなもの)
    超越した信念のシステム
  自分たちは正しい事をしている!
    統制システム
  自分の役割を果たす責任がある
    影響システム
 先輩やトップのようになりたーい٩(♡ε♡ )۶
 

自分で決めていると思っている。
この中にいるのがすばらしいと思っている。
ここから出ると今まで作り上げた自分が破壊してしまう。
苦しいがいつかきっと最高の自分に近づくと信じる☆

・過程を経た人々はオウム的システムで意志決定して行動する。
・現在は煩悩があるが救済可能な修行者である。
・権威、政党仏教、解脱者の教祖や教団だけが正しい道にある。

一つを受け入れると全てを受け入れなければならなくなる。
どんなヘンテコなものでも人は慣れる!新しいビリーフシステムになじむと新しい環境が当たり前になってしまう。

社会は変えられないので、修行して煩悩を捨て、自分が変われば全てが解決する。

全ての行動は修行である。
オウム的ビリーフシステムでは、言われた事だけやればいい。
自分みたいな煩悩のある者が、考えて行動するのはおこがましい。
指示された事を「やりたい」「やりたくない」と思うのはまさに煩悩。

高橋被告は、逃げろという指示があったから逃げた。とにかく逃げる事が目的で修行。

そんな被告にカウンセリングは可能か?

YES!!!!!
・暖かい環境作りをし、現実を見てもらうための証拠を突きつけていく。
・人が人によって操作されるカルトがあるという事実を見せる。
・元信者と交流してもらって、どうやって間違いに気づいたかを聞く。
・現在進行中のカルト団体の類似性を見せる。
・・などをしていくと洗脳が解けるカモ!



高橋被告とは4回、計200時間ほど一対一で面会し、
まだオウム的考えの中にいると判断。

麻原の事は今でも仏教修行者で最終解脱者だと思っている。
でも、現世ではなく来世にかけているのだと思うようにはなってきた。
・・・ちょっとだけ進歩(-_-)?

検察(野村さん☆)
高橋被告は本心を言っていると思った?
「はい。何をしたとかはつじつまが合う。
とても信者らしい受け答えで、他の信者たちと同じ感じだった。」

犯罪と向き合っている?
「我々の考えでは向き合っていない。
世間の評価的には多少向き合っているが
被害者の気持ちとかの面では向き合っていない。」

捕まるのが怖いというのが逃げた理由では?
「基本的にそれはなかった。カルマを背負っているし、人は皆死ぬという考え。」

一般的な犯罪で、盗んでこい!などと指示されても、なぜかは考えない?
「なぜかは考えない。殺せという指示でもそうでしょうね。
方法を与えられなければ方法は考える。」

善悪の判断では、一般的な軽犯罪法違反と殺人は違う?
「殺生があるかないかで違います。
ヴァジラヤーナの殺生をするとカルマを積むことになるので、
そのカルマを引き受けてしまう。
ステージが落ちても自分が魔境に落ちない高さにいるかは考えるでしょうね。
修行が完全に進んでいれば、そこは考えなくていいんでしょうね。」
・・・この前井上死刑囚が言ってたカルマを受けれないって
こうゆー事だったのかぁーー!スッキリ♡

ビリーフシステムの科学的根拠を教えてください。
「自然科学における再現性です。条件が同じなら、同じ現象が生まれるということ。」

オウム的な中にいると判断した根拠は?
「なぜやったか、なぜ逃げたかの質問に対する回答がいかにもオウムだった。
逃走中の話では、教義を忘れないように修行をしていたとか、
当時は尊師に声をかけてもらうのが何よりも喜びだったとか。
新実、村井、林泰男を尊敬していたと言っていた。」
・・・この日の野村検事はかなり攻撃的っ(・.・;)

被害者の視点で向き合っていないとは?
「基本的に被害という感覚はない。
それは脱会した人でも同じで、謝罪のない人は多い。」

145 退廷

ビリーフシステムのお話、すごく勉強になりした。
最近の裁判では色々な専門家の方が登場したけど、
西田先生が一番分かりやすいし話し方もスキーっ!

模様替えのようっていう表現とか分かりやすい。
そこの所は図を使って説明だったんだけど、
ノート取ってなかったのでここでは文字だけにしました。

洗脳とは、本当に恐ろしいものだ!
でも普段の生活や仕事でもあるよね、こういうの。。。
イヤなんだけど、抜けれない、みたいな事 (ㆀ˘・з・˘)

洗脳が全く解けていないスマンガラの証言がとっても楽しみですっ!
 

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